夢ならば醒めないで

小さな恋のうた

トリオが生きる世界

 

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トリオ。言わずと知れたアイドル界のエリート。中学2年生で華々しくデビューを飾り、現在に至るまで第一線で活躍する同級生の3人組。決して順調にここまできたわけではないけれど、さも順調かのように見えるオーラがそこにはあって。誰にも真似できない、3人にしか放つことのできない煌めきが確かにそこにある。

山田涼介・知念侑李・中島裕翔。同じグループのメンバーで高校時代のクラスメイト。こんな夢みたいな話がほかにあるだろうか。当時、雑誌やラジオで話してくれる学園エピソードには必ずメンバーがいて。クラスメイトもみんな芸能人で。青春のど真ん中を彼らは共に駆け抜けた。アイドルに捧げた青春も、ちょっぴりの1人の男子高校生としての青春も。全てを共有している3人。そんな3人を見てきて、なんかね、勝手にだけど、トリオって儚さや尊さがギュッってしてて、別次元に生きてる人たちだなぁって思ってる。ドラマのようにテレビの中にしか存在しない世界を見ているようで。ガラスケースの中に閉じ込められているような感じ。

今回発売された雑誌でちねんくんが地元のお友達の話をたくさんしているようで。今回に限らず、ちょくちょく耳にするたび、(あぁ、ちねんくんにもガラスケースの外の世界があるんだなぁ)と思って胸がチクリとするんですよね……

ガラスケースの中に閉じ込められているトリオを尊く感じて、ちょっと切なく感じて、でもその切なさに価値を見出して…ってトリオを見つめてきたから、外にも世界があるって知ったらその切なさを一瞬失った気持ちになってまたちょっと苦しくなって…。やっぱりトリオって儚いなぁと思うのです。

ガラスケースに閉じ込めているのは、トリオを尊く思うわたし自身なんだろうなと薄々気付きながらも、このまま閉じ込めておきたいと願ってしまうのは事実です。でも、そのガラスの外にも世界があるという儚さに酔いしれてしまうのもまた事実です。

いつまでも、いつの時代になっても、どれだけ年を重ねても、彼らがアイドルである限りわたしはずっとトリオを儚く尊く思うのだろうなと思います。トリオは何にも変えられない、わたしの宝物だよ。