夢ならば醒めないで

小さな恋のうた

大人になる前に

 

わたしの青春にはいつだってHey!Say!JUMPがいた。

テレビでもDVDでもコンサートでも、そこにはキラキラと輝く、笑顔の彼らがいた。

不安定な思春期時代、数え切れないほどのキラキラやトキメキをもらってきた。

当時のわたしには彼らが笑っているのが当たり前で、楽しそうに踊るのが当たり前でした。

大人になった今、それが当たり前じゃなかったって強く思う。

思い返せばわたしが高校生の頃は今よりももっとしょうもないことで悔しくなったし、理不尽なことを許せなかったし、思いっきり涙を流していました。

感情のままに、笑ったり泣いたり怒ったり。

17歳ってもっともっと無敵なはずだったよね。

どこを切り取ってもキラキラの裏に今にも消えてしまいそうな儚さがある、あの時の彼ら。

信じてきてくれたこと当たり前ではないから

そう君たちが歌ってくれるのであれば、わたしは笑顔でいてくれたこと当たり前ではないからって返すよ。

大人になればなるほど、思春期をステージで過ごしたあなたたちの偉大さが身に沁みます。

ドキュメントという形で裏を見せようと思えばいくらだって見せられるこの時代に、笑顔だけを見せるという選択をしてくれたこと、大人になってとても感謝しています。

わたしにかけがえのない時間をくれてありがとう。

過去のどんなDVDを見ても今以上に楽しそうなあなたたちを見つけることはありません。

今、全員がとってもいい顔をして、楽しそうに歌って踊って、嬉しそうにファンを見つめる。

わたしにとってこれ以上の喜びはないよ。本当にありがとう。

これから先、元号が変わっても、あなたたちの笑顔がずっとずっと増え続けますように。

あなたたちにとってステージが楽しい場所でありますように。

ステージから見る景色がいつまでも煌めいていますように。

 

11年分の笑顔にたくさんのありがとう

そしておめでとう。